失敗しないための中小企業の経理アウトソーシング成功ガイド
経理業務は中小企業にとって切っても切り離せない重要な業務。
経理アウトソーシングは業務負担や人材不足の軽減といった課題を解決し、さらには業務フローの安定化や属人化の解消、そして経営数字の見える化も実現できます。
しかし、導入に失敗すると様々なリスクも発生します。
今回は経理アウトソーシングが成功し、成長する中小企業となれるポイントをまとめました。
目次
中小企業が知っておくべき経理アウトソーシングとは
経理アウトソーシングとは、企業の経理業務を外部の専門業者やサービスプロバイダーに委託することを指します。
これにより、企業は経理業務の負担を軽減し、本業に専念することが可能になります。
そのため、人的リソースに課題が上がることが多い中小企業との相性は非常に良いです。
日々の経理業務に多くの時間が割かれてしまい、ビジネス加速に必要なコア業務に集中できないケースがよくあります。
経理アウトソーシングを導入すれば、経理業務をプロに任せ、経営者と従業員は売上拡大や顧客対応といったコア業務に専念できるのです。
経理アウトソーシングは中小企業にとって、事業拡大とコスト削減を同時に実現できる必要不可欠なパートナーなのです。
経理アウトソーシングの失敗事例と失敗しないためのポイント
経理アウトソーシングは便利な手段である反面、いくつかの失敗事例もあります。
ここでは、実際にバックオフィス代行サービスを提供する当社が起こりうる失敗事例と、失敗しないためのポイントをそれぞれご紹介します。
1.業務内容が曖昧になりトラブルの元となる
任せたい業務範囲が曖昧になり、重要な処理が遅れたり漏れてしまう危険性があります。
特に税務申告や法定帳簿の保管義務など、法的責任が伴う業務は明確化が必要です。
ポイント:重要な経理業務が浮き球にならないように認識を一致させましょう
2.コミュニケーション不足によるエラーの発生
コミュニケーション不足だと、連携が不十分になってしまいます。
コミュニケーション不足が続くと結果として定期的な進捗報告がなく財務状況を把握できず、本当に得たい価値を得られなくなってしまいます。
ポイント1:報告スケジュールや定期会議スケジュールをあらかじめ設定しましょう
ポイント2:緊急対応時の連絡体制を決めておきましょう
3.従業員のモチベーション低下
経理アウトソーシング導入により、従業員が「自分の業務がなくなる」、「自分の役割が軽視されている」と感じモチベーションが下がってしまう。
ポイント:経理アウトソーシング導入で、従業員にどんな役割や成果を期待しているのかを丁寧に共有しましょう
失敗しないポイントをしっかり押さえ、経理アウトソーシングを有効活用しましょう。
経理アウトソーシングで中小企業が得られる価値
経理アウトソーシングを導入し、失敗せずに得られる価値は大きく分けて2つあります。
それは経理アウトソーシングを導入してすぐ得られる価値と、価値を得られるまで時間がかかるものとに分かれます。
ここでは要点をまとめてお伝えしていきます。
経理アウトソーシングを導入してすぐに得られる価値
1.経理業務の人手不足解消
会社の収益が増え経理業務に圧迫をきたしそうでも、自社の経理業務がスムーズに回ります。
2.業務負担の軽減と労働時間の削減
給与計算などの定型業務を経理アウトソーシングして、経理担当者や経営者の業務負担を減らすことができます。作業量が分散され、残業や休日出勤が減るというメリットもあります。
3.経理システムやITツールの即時導入
経理アウトソーシングなら、プロが進めるクラウド会計をはじめとした様々なシステムをすぐに活用できます。
時間がかかるが経営に必要不可欠な価値
1.コア業務に集中できるようになった
事業拡大に必要な営業や戦略立案に時間を投資するなど、経営に必要なミッションに集中できます。ビジネスを成長させる時間を創出することで、結果的に企業の売上向上などに繋がります。
2.コスト削減と最適化の実現
業務フローが安定し、経理業務の固定費が変動費化されます。時間的コストの削減もできるので従業員の満足度も上がるでしょう。
3.月次決算の実現と経営判断の強化
月次決算や財務状況が整備され、漠然とした経営不安から解消されます。曖昧な判断で未来を進める経営から脱却し、事業安定と事業拡大につながります。
まとめ
経理アウトソーシングは中小企業にとって業務効率アップと事業拡大を同時に実現する必要不可欠なパートナーであることをご理解いただけたと思います。
経理アウトソーシング導入で得られる一番の成功は、「コア業務への集中」と「事業拡大の後押し」です。
しかし、この成功はすぐ効果が出ず時間がかかります。
時間がかかるところに貴社の成功があるからこそ、caddyはご縁を大切にします。
貴社の経理課題の解決と、企業成長を一緒に喜び、支えるパートナーになれることを強く祈っています。